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結論 本当の幸福

今までの分析で、不満・不安はどうしてもなくならないということ、
どんな幸福を求めても、続かない・キリがないということを
明らかにしました。

次のショーペンハウエルの言葉も、
決して大げさなものではないと分かるのではないでしょうか。

どのような人間の生活も、これを総監すれば、悲劇としての性質を帯びている。人生というものは、通例、裏切られた希望、挫折させられたもくろみ、それと気づいたときにはもう遅すぎる過ちの連続に他ならないことが、知らされるのだ。こういう人生については、次の悲しい詩がそのまま真相を伝えているのだ。──
やがて老齢と経験とが、手をたずさえて、彼を死へと導いてゆく。
そのとき彼は覚らされるのだ、──あのように長いあのように苦しかった精神であったのに、自分の生涯はみんな間違っていたのだ、と。
(ゲーテ『詩と真実』)
この詩は徹頭徹尾わたしの世界観と一致している。
(ショーペンハウエル『生きんとする意志の肯定と否定に関する教説によせる補遺』)

では、私たちは、絶対に幸福にはなれないのでしょうか。

そうではありません。
変わらない満足を得る完全な幸福が
たった一つだけあります。

それはどんな幸福かといいますと、
苦しみが苦しみのままで楽しみとなる幸福です。

本当にそんな幸福があるのでしょうか。

この幸福がどんな幸福なのか、
そしてそれが存在するといえるのかなどの問題は、
大きな問題ですので、各ページから申し込める小冊子と、
その後の21回のメール講座で論じたいと思います。

ですが、私たちの欲望をお金や財産、地位、名誉などで
完全に満たすことはできませんし、
だからといって欲望そのものを
抑制することも難しいでしょう。

となれば、苦しみのままが楽しみとなるような幸福しか、
本当の幸せになれる可能性はないということになるのでは
ないでしょうか。

欲望にキリがないということを忘れて
どれだけ物質的に豊かな社会を築こうとしても、
幸福を感じる度合いは変化しません。

人間とはどのようなものかをよく知り、
そのうえで政治や経済、科学、医学の問題を
考えなければならないと思われます。

目指す方向を誤っては、進むことが無駄になってしまいます。

これから進むべき方向をまず知るということが、
最優先の課題でありましょう。

人生の本当の意味とは?

今回、仏教をもとに
人生の本当の意味を解明するため、
仏教の真髄である苦悩の根元を
小冊子にまとめました。

ただし、この内容は、哲学者たちからすれば、
激怒し、抹殺したい内容かも知れません。
いずれにせよ、必ず批判することだろうと思います。
ですから、このことは、なるべく哲学者の皆さんには
言わないでください。

しかし、仏教によらねば、人生の意義を知るすべはありません。
ぜひご覧下さい。

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人生の目的とは

人生の目的の意味を哲学する

現存在(人間)の解明

現存在のすがた① 不満

現存在のすがた② 不安

現存在のすがた③ 快楽

現存在のすがた④ 平静

現存在のすがた⑤ 不幸の忘却

現存在のすがた⑥ 宗教的浄福

真の幸福とは?