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苦しみと楽しみはどちらが多いか

私たちは苦しみとか努力に見合っただけの幸せを
手に入れているでしょうか?

幸福とは、願望の満足といえると思います。

しかし願望は、
「何かが欲しい、足りない」
という気持ちですから、本質的には苦痛です。

欲しいものを手に入れれば幸せだといえますが、
それまではその欲しいものの欠乏を感じなければなりません。

お腹のすいた時に食事をすれば幸せになれるけど、
それまでの空腹は苦痛です。

欲求が満たされれば、その時は満足できるけど、
苦痛と幸せのバランスはどうでしょうか。

愉快で楽しい時間は、あっという間に過ぎるのに、
苦しい時間は、いつもの何倍も長く感じられます。

だから、人生は苦しみの方がずっと多いのです。

それに、欲しいものを手に入れた後も問題があります。

願いがかなって苦痛から解放されても、喜びは続かないし、
今度は退屈になります。

そのうちまた別のものが欲しくなって、
もとの苦痛な状態に逆戻りしてしまうのです。

有名な哲学者ショーペンハウエルも
主著にこのように書いています。

願いはその本性からいって苦痛である。
その願望が達成されると今度はたちどころに飽きがくる。
目標はみせかけにすぎなかったからである。
所有は魅力を奪い去ってしまう。
そうするとまたしても願望や欲求が装いを新たにして出現することになるであろう。
そうでない場合には荒涼、空虚、退屈が後に追いかけてくることになるのであって、これに対する闘いは困窮に対する闘いに劣らず苦しい思いをさせられるものなのである。
(ショーペンハウエル、西尾幹二訳『意志と表彰としての世界』(中央公論社1975年))

こうして私たちは、同じことを毎日繰り返しているのではないでしょうか。

人間の人生は、だからまるで振り子のように、苦悩と退屈の間をいったり来たりして揺れている。じつをいえば苦悩と退屈の双方は、この人生を究極的に構成している二部分である。
(ショーペンハウエル、西尾幹二訳『意志と表彰としての世界』(中央公論社1975年))

人生の本当の意味とは?

今回、仏教をもとに
人生の本当の意味を解明するため、
仏教の真髄である苦悩の根元を
小冊子にまとめました。

ただし、この内容は、哲学者たちからすれば、
激怒し、抹殺したい内容かも知れません。
いずれにせよ、必ず批判することだろうと思います。
ですから、このことは、なるべく哲学者の皆さんには
言わないでください。

しかし、仏教によらねば、人生の意義を知るすべはありません。
ぜひご覧下さい。

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現存在のすがた① 不満

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現存在のすがた⑤ 不幸の忘却

現存在のすがた⑥ 宗教的浄福

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