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学問の精神的満足は続かない

学問・倫理・芸術による
精神的満足(悟性的悦楽)は続きません

理想の追求に限度はない。
しかし能力には限界があるから、
壁にぶつかって失望するときが必ずくる

精神的満足が続かない例として、
真・善・美をもとめる学問・倫理・芸術の道を考えて見ます。

学問の道を求めた天才たち

1950年末までの科学哲学は、
科学がいかに客観的で普遍的で
事実をありのままに捉えているか、
それを論理的に示す科学護教論でした。

しかし、60年代のハンソン、クーン、ファイヤーベントらの
筒状によって、科学哲学は新しい局面を迎えます。

その中でハンソンは、科学理論といえども、
一つの偏見であると遇明らかにしました。

それまでの、
「科学は自然をありのままに見る、
最も客観的、正確で特権的な学問である」
という迷信が崩れ始めました。

ハンソンは、自家用飛行機で飛び回っていたので、
「フライング・プロフェッサー」とあだ名されていました。

1967年、4月18日、
悪天候をおして愛機「ベアキャット」を
飛ばしたハンソンは、ニューヨーク州コーランドの
山中に激突して死んでいます。

これは一種の自殺ではないかといわれていますが、
それというのも、
ハンソンが老いを恐れていたことが、
時々書かれたいくつかの文章に表れているからです。

老いによって頭脳が衰えたのを嘆いて自殺した
学者の一人に、ルードヴィッヒ・ボルツマン(1844-1906)が
います。

ディラックと並んで、物理学者で
この人より頭のよい人はいない、
といわれている理論物理学者です。

ボルツマンは、当時未発展だったほとんどすべての
物理分野を発展させました。

ボルツマンが晩年に悩んだのは、
原子論対エネルギー一元論の抗争です。

ボルツマンは、原子の存在を主張していたのですが、
マッハの原子論への激烈な攻撃は世論をリードしていました。
そのため、ボルツマンは、原子論支持者の
最後の砦と見なされるようになったのです。

実は当時すでに原子の存在を裏付ける
有力な証拠が見つかっていたのですが、
ボルツマンは自らをまったくの敗北者と考えていました。

自分の創造力が低下したと思い込み、
悩み続けた末の1906年9月5日、
トリエステ近くのドゥリノ避暑地で、
意気消沈のあまり発作的に自らの命を絶っています。

自分の頭脳を頼りにしている人にとって、
老いによって頭の回転が鈍くなったり、
独創性がなくなることが、
いかに苦しいかわかると思います。

さらに、学問の道で、
能力の壁にぶつかつて失望した学者がいます。

論理学者であり、数学者であった
フレーゲ(1848-1925)は、論理学による算術の基礎付けを
生涯の目標にしていました。

1893年に『算術の根本法則』を著しましたが、
これはその基礎づけを完結させる、
まさにライフワークでした。

ところが、バートランド・ラッセルが、
今日「ラッセルのバラドックス」と呼ばれている
パラドックスを発見し、
さっそく手紙でフレーゲに伝えたのです。
集合の概念には、何か根本的に矛盾があるのでは、との由。

その時のフレーゲの落胆は、
大変激しかったと言われています。

すぐに出したラッセルへの返事には
次のように書いてあります。

あなたの矛盾の発見は、本当に私を驚かせました。
ほとんど茫然自失、といってもよいでしょう。というのも、私がその上に算術を構成しようとしていた基礎が、そのために揺らいでしまったからです。(大出晃『パラドックスへの挑戦』)

文面は静かですが、内容は悲劇的です。

これ以後、フレーゲは、
算術を基礎づける類の理論書は書きませんでした。

生涯の目標を断念したのです。

どんな優秀な人であっても、能力には限りがありますから、
自分の限界が知らされ、落胆するときが
必ずあることを覚悟しなければなりません。

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今回、仏教をもとに
人生の本当の意味を解明するため、
仏教の真髄である苦悩の根元を
小冊子にまとめました。

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言わないでください。

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現存在のすがた⑤ 不幸の忘却

現存在のすがた⑥ 宗教的浄福

真の幸福とは?