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神が存在すれば人生は有意義か

職人がペーパーナイフを作るときには、
ナイフが何に役立つかを知った上で作ります。
だからナイフは存在するまえに
紙を切るという用途・目的が決まっています。

もし神が人間を創ったならば、
神は人間の役割を決めたうえで人間を創造しただろうから、
人生の目的も生まれる前から決まっていることになります。

しかしもし神が存在しないなら、
人間を創ったものがいない以上、
目的も決まっていないことになります。

では、神が存在すれば、人生に意味はあるのでしょうか。

キリスト教では、神はある目的のために人間を創ったといいます。

もしそうなら人生には意味が与えられそうですが、
ここに一つ問題があります。

神の目的を有意義と信じてよいのでしょうか。

神の計画に意味があって初めて
その手段としての人間も価値があるのですが、
もし神の計画が無意味であれば、神に奉仕することからは
人生が有意義だとはいえません。

自分の人生に意味を与えようとする人々は、
通常、自分自身よりも大きな何かの中で
自分が果たす役割や機能を心に描くものである。
彼らはそれゆえ、社会、国家、革命、歴史の進歩、科学の進歩
といったものへの奉仕や宗教や神の栄光への献身のうちに
満足を見いだすことになる。
しかし、より大きな企画の中での役割が人生に意味を与えうるのは、その企画がそれ自体として有意義なものである限りにおいてである。
(トマス・ネーゲル「人生の無意味さ」、永井均訳『コウモリであるとはどのようなことか』(勁草書房、1989年)所収

しかも、続けて面白い例で分かりやすく書かれています。

そしてその意義が理解できるものでなければならない。
さもなければ、それは我々が求めているもの(=人生の意義・引用者注)を与えてくれるようには見えさえしないだろう。
例えば、我々は人間の肉を好んで食べる他の生物の食料になるために育てられており、その生物は人間があまり筋ばらないうちにカツレツにして食べてしまおうとしていることが分かった場合には──たとえ人類というものはまさにこの目的のために飼育者によって開発されたものであることがわかった場合でも──、そのことによって人生に意味が与えられるとは考えられない。
(トマス・ネーゲル「人生の無意味さ」、永井均訳『コウモリであるとはどのようなことか』(勁草書房、1989年)所収

では人間、そしてこの大宇宙を創造した神の計画は、
十分価値があると理解出来るでしょうか。

ベアーは神についての疑問点をこう述べています。

今や我々はなぜ全知全能の愛の神がこんな宇宙と人間を創ったのかだけでなく、次のことも説明しなければならない。
か弱い、意志薄弱で無知で強欲な被造物のすべての行動を予測しながら、なぜ神は人間を創ったのか。
そしてなぜ創ってから人間の罪に激怒し憤激したのか。
なぜ神はこの罪のために神自身の息子が十字架で犠牲になるように運命づけることが必要と考えたのか。
結局これは一人の追随者の単なる裏切りにすぎないのではないか。
そしてこの贖罪があったのになぜ人間は──とりわけまだ罪を造っていない無実の子供が──楽園に戻っていないのか。
そしてなぜ最後の審判で、慈悲深い神が一部の者に永遠の責め苦を与えるのか。
(Baier, op.cit.)

つまり、キリスト教の神は、全知全能で、
自分で愚かな人間を創ったくせに、
なぜ同時に愛の神でありながら、
人間を苦しめ続けるのかということです。

でもひょっとしたら、私たち人間が愚かだから、
神の目的が理解できないのでしょうか?

その反論も、ベアーは予測して答えています。

そんな答えでは、人生の目的に関する私たちの問いを満足させてくれない。
それはむしろ、この問いに解答が見い出せないことを告白しているようなものである。
もしもそのような「答え」で、人生は無意味でつまらないという印象からその毒気を抜くことができると考えるものがいるとすれば、その人はもともとそれほど強い毒気を受けていたわけではないにちがいない。
(Baier, op.cit.)

結局、それで満足できる人はおめでたいということです。

仮に神の目的が分かったとしても、
分かるのは、人間は何のために創られたのか、だけであって、
私たちの人生の中にどんな意味があるのかは分からないのです。

もしも人間に関しての神の目的を知るならば、
人間が何のために創られたのかを知るだろう。
しかし人生の目的についての問いに対する答えを得ることにはならない。
なぜなら人生の中に目的があるのかどうか分からないからである。
(Nielsen, op. cit.)

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